大学受験における参考書の選び方、おすすめの参考書とは!?

大学受験における参考書や問題集の選び方や効果的な使い方、教科・科目ごとのおすすめの参考書を検証しています。

社会科の大学受験対策!

社会と一口に言っても、高校生の社会課の包含する分野はかなり広範囲になります。特に大学受験となると、世界史、日本史、地理、公民、倫理、政治経済とかなり細分化されます。では、それぞれの受験科目に合わせて、どんな参考書を選んだら最も効率よく、かつ楽しく勉強できるのでしょうか。

まず、どの科目にも言えることですが、最低限の基礎知識は欠かせません。「試験本番まで、もう時間がない…」と焦って、基礎知識の勉強をせずに、いきなり難しい過去問や問題集に取り組んだり、応用問題から始めたりしようとする人がいますが、この勉強方法は、結局のところ一番遠回りになってしまいます。解いたことのある問題がそのままそっくり試験問題として出てくる場合を除いて、この勉強方法は大きな効果がありません。むしろ、試験によく出てくる重要語句の意味をしっかり抑えることで、解ける問題の幅も、量も広がります。

ですから、参考書の選ぶ順番としては、まずは重要語句を空欄に入れるような形で、教科書の基礎・基本を整理できるものを選び、それから、発展的な内容や、過去問などを使って実践的な力を身に付けるタイプの参考書へと移行していくと良いでしょう。参考によっては、一冊でその全てを包含しているものもありますが、一冊の問題集だけで一つの科目を完全にマスターすることはなかなか難しいものです。自分の実力に合わせた参考書を段階的に揃えながら勉強していくほうがより効果的だといえます。