大学受験における参考書の選び方、おすすめの参考書とは!?

大学受験における参考書や問題集の選び方や効果的な使い方、教科・科目ごとのおすすめの参考書を検証しています。

化学の参考書は「知識と理論を結びつけるもの」を選ぶ

覚えることも多いですが、かと言って覚えるだけでは太刀打ちできないのが化学です。例えば、化学の基礎中の基礎、元素の周期表、これを覚えなければ化学は始まりませんが、覚えるだけでは問題を解くことはできません。それで、化学において大事なのは、知識を頭にいれるときに、「なぜ?」と問うことを忘れないようにすることです。つまり、知識に理論をきちんと結びつけるということです。

では、どうやって知識と理論を結びつけるかというと、重要かつ、基礎的な問題で演習を繰り返すことが必要です。そのためには一冊重要な問題を集めた辞書的な参考書が必要になります。問題の演習を繰り返す中で知識と知識が結びつき、その背後にある理論を理解することができるようになります。

基礎的な知識と理論を理解することができたら、今後はそれを応用することが必要です。そのために良質な問題集を選ぶことが必要になります。人によって勘違いしておられますが、化学の問題集をやみくもにこなせば、応用力がつくわけではありません。大事なのは、自分の志望校の傾向にあった問題集を解くことです。当たり前のことですが、過去問はもっとも大事です。それぞれの学校には独自の傾向があります。そして、その傾向の分析を元にした予備校が出版している問題集も役立つでしょう。