大学受験における参考書の選び方、おすすめの参考書とは!?

大学受験における参考書や問題集の選び方や効果的な使い方、教科・科目ごとのおすすめの参考書を検証しています。

使わなくなった参考書はどう処分する?!

志望校にも無事合格し、辛かった受験勉強ともさよならした元受験生の方々、使わなくなった参考書や問題集の山はどうしていますか。受験前まで毎日にらめっこしていた数々の参考書。それぞれに思い入れもあるし、揃えるのにかけた費用を考えると、ただゴミ箱に捨てるのは忍びない…。そんな風にお考えの方にぴったりの参考書の処分方法をお教えします。

「学参プラザ」に頼めば、なんと20冊以上、送料無料で参考書の買取りをしてもらえるのです。特に各難関大学の赤本や青本、特に新しい年度のものはかなりの高価買取りをしてもらえます。また、一般の古本屋さんでは扱いのない、全国のさまざまな予備校の問題集やテキスト、なども買取りの対象となります。

お申込方法もとても簡単。まず、インターネットで買取り申し込みをします。ちなみに、希望すれば、無料でダンボールももらえます。そして届いたダンボールに参考書を詰めて、商品発送をするだけです。発送の際は着払いで送れますので、発送費用の心配もいりません。あとは査定された額が、申し込み時に記入した口座に振り込まれるのを待つだけです。とてもお手軽な上に、大切にしていた参考書をきちんと丁寧に買い取ってもらえるので安心できます。ぜひ、気になっている方はホームページをご覧下さい。

社会科の大学受験対策!

社会と一口に言っても、高校生の社会課の包含する分野はかなり広範囲になります。特に大学受験となると、世界史、日本史、地理、公民、倫理、政治経済とかなり細分化されます。では、それぞれの受験科目に合わせて、どんな参考書を選んだら最も効率よく、かつ楽しく勉強できるのでしょうか。

まず、どの科目にも言えることですが、最低限の基礎知識は欠かせません。「試験本番まで、もう時間がない…」と焦って、基礎知識の勉強をせずに、いきなり難しい過去問や問題集に取り組んだり、応用問題から始めたりしようとする人がいますが、この勉強方法は、結局のところ一番遠回りになってしまいます。解いたことのある問題がそのままそっくり試験問題として出てくる場合を除いて、この勉強方法は大きな効果がありません。むしろ、試験によく出てくる重要語句の意味をしっかり抑えることで、解ける問題の幅も、量も広がります。

ですから、参考書の選ぶ順番としては、まずは重要語句を空欄に入れるような形で、教科書の基礎・基本を整理できるものを選び、それから、発展的な内容や、過去問などを使って実践的な力を身に付けるタイプの参考書へと移行していくと良いでしょう。参考によっては、一冊でその全てを包含しているものもありますが、一冊の問題集だけで一つの科目を完全にマスターすることはなかなか難しいものです。自分の実力に合わせた参考書を段階的に揃えながら勉強していくほうがより効果的だといえます。

大学受験の国語対策

文系の学生も理系の学生も、大学受験で欠かせない科目の一つが国語です。普通、大学受験の国語は、現代文、古文、漢文と三つの分野を包含しますが、人それぞれ得意分野と苦手分野があるものです。そうは言っても、志望大学に合格するためには、どの分野でもそれなりに点数を取らなくてはなりません。一体どんな参考書を使って、どのように受験対策をしたら良いのでしょうか。

まず、現代文を解く際にカギとなるのは、基本的な現代文の解き方を知っているかどうかです。それさえマスターしていれば、たとえ出題される文章が全く読んだことのないものだとしても(大抵は読んだことのない文章が出題されるものですが)、スムーズに解くことが可能です。ですから、現代文の上手な解き方を説明した参考書を一つ購入し、それを使って論理的に現代文を解く方法をマスターしましょう。

さて、古文対策ですが、この分野で欠かせないのが基礎単語の暗記と古典文法の理解です。古文は、現代のわたしたちにとっては、外国語のようなものです。英単語と英文法を知らずに、難しい英語の応用問題が解けないのと同じで、基礎を身につけない限り、模試をいくらこなしてもあまり意味がありません。お勧めは、古文単語や古典文法を語呂合わせや歌にして楽しく、かつ印象的に覚えられるように工夫された参考書です。それをいつでも持ち歩いて、参照しましょう。自然と古文が読めるようになってきます。

漢文の対策は、それほど難しくありませんが、基本は古文と同じです。漢詩や漢文を読む際に必要なレ点や一、二点をしっかりマスターできるように、基本を抑えた参考書を使いましょう。

大学受験で生物を使う場合

理系の学生のみならず、センター試験対策のために、生物を選択する文系の方も多いことでしょう。生物は、理系科目の中では最も文系的な要素を含んだ科目ではありますが、理系科目であることには変わりありません。中には計算問題も出てきますから、しっかりと解き方をマスターして臨みましょう。

では、まずはどんな参考書を使って基礎力を積み上げたら良いのでしょうか。生物の勉強の際にも、基本となるのは用語の理解と暗記です。それで、穴埋め形式になっている問題集を選んで、用語を埋めていく形で基本用語をどんどん覚えていきましょう。

次に、苦手な人も多い計算問題ですが、何度も何度も同じ問題を解くことで、出題問題のパターンを覚えることが要となります。もちろん、試験ごとに具体的な数値や内容は変わってきますが、基本の形は変わりません。数学の公式を覚えて、それを応用するのと同じように、問題の出題形式に慣れていきましょう。ですから、量は多くなくて良いですから、さまざまなパターンの計算問題が載った問題集を選び、それを飽きるまで解きましょう。

最後に、考察問題の対策ですが、これもまず自分にあった問題集を一つ選び、それを何度も何度も繰り返し解きます。そうすることで、論理的な思考が知らない間に培われていき、内容の異なる問題が出た時にも、すでに身に付いた思考パターンで対応することが可能になります。

どの分野にも言えることですが、基礎なくして応用はできません。焦って多くの参考書に手を付けるのではなく、基礎から積み上げる形で問題をこなしていきましょう。

物理の参考書は解法パターンを学ぶことが大事

物理は非常に理論的な科目です。化学のように覚えることが多いわけではありませんが、その分、思考力が求められる科目です。思考力が求められる、ということは誤解を生むことを恐れずに言ってしまえば「センスが問われる科目」と言ってもいいかもしれません。

しかし、受験の成績の良し悪しをセンスのあるなしに集約してしまえば、元も子もありませんから、センスのない人にどうやってその解法のセンスを身につけさせるかが重要になってきます。センスのある人はどしどし難しい問題を解いていけばいいだけの話です。

物理の参考書では執筆者の色が顕著に表れます。予備校の有名講師が解説している参考書においては、例えば同じ問題であっても、それぞれに問題のアプローチの仕方が異なります。解法パターンが異なるといってもよいでしょう。ですから、センスを伸ばすためには、どの解法パターン、アプローチが自分にとってしっくり来るかがとても重要です。

物理の参考書を選ぶ上でもう一点大事なのは、自分の実力をきちんと把握することです。もちろん、この点はどの科目においても重要なのですが、物理では特に大事です。最初から大きな野望をいだいて非常に難関な物理の問題集を買ってきてその解法を身につけてやろう、とする方がいらっしゃいますが、無意味です。逆に、自分にとって簡単過ぎる問題を繰り返し解いてもやはり意味がありません。自分の知っている解法パターンでちょっと背伸びすれば解けるレベルのものを選ぶことが大切です。

化学の参考書は「知識と理論を結びつけるもの」を選ぶ

覚えることも多いですが、かと言って覚えるだけでは太刀打ちできないのが化学です。例えば、化学の基礎中の基礎、元素の周期表、これを覚えなければ化学は始まりませんが、覚えるだけでは問題を解くことはできません。それで、化学において大事なのは、知識を頭にいれるときに、「なぜ?」と問うことを忘れないようにすることです。つまり、知識に理論をきちんと結びつけるということです。

では、どうやって知識と理論を結びつけるかというと、重要かつ、基礎的な問題で演習を繰り返すことが必要です。そのためには一冊重要な問題を集めた辞書的な参考書が必要になります。問題の演習を繰り返す中で知識と知識が結びつき、その背後にある理論を理解することができるようになります。

基礎的な知識と理論を理解することができたら、今後はそれを応用することが必要です。そのために良質な問題集を選ぶことが必要になります。人によって勘違いしておられますが、化学の問題集をやみくもにこなせば、応用力がつくわけではありません。大事なのは、自分の志望校の傾向にあった問題集を解くことです。当たり前のことですが、過去問はもっとも大事です。それぞれの学校には独自の傾向があります。そして、その傾向の分析を元にした予備校が出版している問題集も役立つでしょう。

英語でもっとも重要なのは単語!

多くの方が勘違いしているのですが、英語を含めて言語でもっとも大事なのは単語力です。言語はより多く記憶した者が勝ちなのです。考えてみてください。いかに多くの文法、解釈の方法を知っていても、単語を知らなければまったく太刀打ちできません。長文を見ても、それは単なる暗号に過ぎないのです。逆に、難しい文法を知らなくても、単語力がお多ければ、大体の意味はつかむことできます。ですから、「単語量を制するものが英語を制する」と言っても過言ではありません。

ですから、まずは1冊自分に合うコンセプト、デザインでまとめられた単語帳を選びましょう。定評のある単語帳が必ずしもあなたに向いているわけではありません。大事なのは、自分が肌身離さず繰り返し読んで嫌にならないか、ということです。また英語の言語的な特徴として熟語の多さ、重要性を挙げることができます。ですから、単語帳に加えて、熟語をまとめたテキストを一冊準備しましょう。あとはそれをとにかく繰り返して定着させることです。

しかし、ある人たちがしているようにそれをお経のように唱え、書き写せば、自分のものになるわけではありません。学んだことは使うことによって初めて真の意味で定着します。それで必要なのは実際の長文読解です。基礎的な長文読解の文章のテキストに加えて、自分の志望校の過去問、そしてその傾向を踏まえた良質の長文で演習を重ねましょう。