大学受験における参考書の選び方、おすすめの参考書とは!?

大学受験における参考書や問題集の選び方や効果的な使い方、教科・科目ごとのおすすめの参考書を検証しています。

数学の特徴を理解して、参考書を選ぶ

中学受験、高校受験、大学受験、それぞれ具体的におススメする参考書は異なりますが、ここでは、いずれの受験においてもどういった参考書が必要になるのかを大まかに述べてみたいと思います。

数学において大事なのは、「体系的に学ぶ」ということです。もちろん、この点はどの科目でも大事なのですが、数学では特に重要です。例えば、英単語に関して言えば、極端に言えば中学生が大学生の英単語をいきなり勉強しても覚えてしまえばそれで構わないのですが、数学に関してはそんなことはできません。基礎を理解しないと応用が全くできないのです。ですから、まずは基礎を定着するための教科書的な参考書を一冊準備します。

次に強調したいのは、数学における演習の重要性です。例えばある公式や定理を覚えたとしてもそれをどう使うのかを知らなければ当然問題は解けません。どの分野においても基礎的な演習問題がありますから、それをひと通り網羅したものを準備しましょう。

そして、基礎的な解き方を学んだら、今度はそれをさらに応用した問題を解いてみましょう。その際に重要なのは、やみくもに問題を解くのではなく、自分が志望する学校の傾向を踏まえた問題で演習をすることです。一番大事なのは過去問を解くことですが、予備校が出版している問題集でトレーニングを積むこともできます。

「オススメの参考書!!」について検証する|大学受験における参考書の選び方

大学受験の際にどういった参考書を選ぶかは大きく合否に影響するといっても過言ではありません。人によっては、本棚いっぱいの参考書を持っていながらも、まったく成績が伸びない方がいらっしゃいます。まるで、受験参考書のコレクターのようになってしまっているのです。逆に、使う参考書はわずかですが、確実に志望校に合格する方もおられます。その違いはどこにあるのでしょうか?

 

確実に一つ言えることは、受験参考書を選ぶときに目的意識を持って選んでいる、ということです。自分がこの参考書を選んでいるのは知識を拡充するためなのか、すでに得ている知識を安定させるためなのか、それとも、仕上げのための演習するためなのか、「なぜその参考書を選んでいるのか」はっきりした理由があるのです。逆になかなか志望校に合格できない方に往々にして言えることは、友達や先生が勧めるから、とか定評がある参考書だから、という理由だけでなんとなく、受動的に参考書を選んでしまっている傾向が見受けられます。

 

ですから、ここでも「これがおススメの参考書」と言い切ることはしません、というか、言い切ることはできないのです。なぜなら、人によって、ベストの参考書は異なるからです。繰り返しますが、本屋さんで、あるいはネットで参考書を買うときは自分に問いかけて下さい、「その参考書をなぜ買おうとしているのか」と。